毎日、ご飯を作ることがイヤになる原因って、

料理に対するこだわりが強いのではないのかって思うんです。

「一汁三菜」という言葉があるように、汁物と主菜、2品の副菜がバランスがいい食事。

料理の形式として、昔から伝えられてきたから、

家庭で取り入れることが当たり前だという考えになると、しんどい。

もちろん、品数の多い料理を作るのが好きで、作る人も食べる人も満足していれば、それでいい。

けど、白いご飯炊いて、汁物作って、おかず3品も考えるってメッチャクチャハードじゃないですか?

外で仕事をしていない期間が長く、料理を作る時間がある私も、毎日同じことしたいとは思いません。

ご飯を食べる家族だって、食べたいものや食べる量、その日の空腹度や体調に個人差あるし、

料理本の写真のような食事をそのまま再現したとしても、食べてもらえるかは、また別の話。

それに、品数増えると、洗い物も増えますね。

フライパンやお鍋、炊飯器の内釜とか。

おかずの材料の野菜は、下ごしらえが必要なものも多く、余計に調理器具が増えたりもするし。

がんばって料理に時間を費やせば、費やすほど、ムダな時間を使っているなと反省することも多かったです。

子供と遊ぶ時間を増やしたり、ブログ書くための時間、

本を読んだりアウトプットを高めたり、もしかしたら、新たに仕事を見つけていたかもしれない。

料理の時間の使い過ぎで、家事が溜まってしまい、イライラすることも、なかったかもしれない。

自分のためにもっと時間を使えるのではないかって、感じることがよくあります。

「一汁三菜」の料理を作るって、ハードル高いと思うときは、無理しなくていいです。

どうしても一汁三菜にこだわるのでしたら、調理済みの惣菜をそのまま食器に盛ってもいいでしょう。

インスタント味噌汁にカットネギをかけるとか、既製品に一手間加えれば、一品完成です。

「一品、料理を作ることができた自分はスゴイ!」

ともっと自分のことを褒めながら、食事を楽しむことのほうが大切です。