管理栄養士ですが、献立考えるのが苦手です。いや・・・むしろキライです。
勤務経験と比例すれば、仕事だと割り切ることでしょう。
けど、家庭で献立考えるとなるとキライのままだと思います。
わたしが献立作りがキライな理由は
- メインの料理や調理法など、被らないよう意識をしてしまうから
- 栄養やバランスなど意識しすぎてしまうから
- 作っても食べてもらえるとは限らないから
- 残った食材や調理済の残り物が埋め尽くされる冷蔵庫を見たくないから
もちろん、プロならこれらを改善することがお仕事。
毎日毎日、食べる人のことを考えて献立を決めている方を、本当に尊敬します。
「資格持ってるんだから・・・」
「大学で習ったんだから。」
結婚したばかりのころは、そういった気持ちも、もちろんありました。
生まれてから死ぬまで、「食べること」は付いてきます。
誰が作っても、誰が食べても、食べるものがあるということには、感謝することが大切です。
食べ物に恵まれていることはとてもありがたい。
それなのに、食事に対してカンペキを求めすぎてしまうことがよくありました。
食べるかどうかを決めるのは、わたしではなく、食べる相手なのにね。
・・・食べてもらえなかった時のショックは本当に大きいですよね。
今食べたいもの。
相手の嗜好や気分とかって、食べる相手自身でないと分からないですよね。
もちろん、わたしが作った物を相手が黙々と食べれば、食事に対して衝突なんて起こりません。
けど、何も反応がなければ、なんだか寂しくないですか。
相手のその感情や食欲、食べるという行動そのものは、どんなにプロフェッショナルな資格を持っていても変えることはできないのです。
たとえ、「美味しかった」と言われても、「満足」した食事を作れているかどうかは、表情や行動を見れば分かります。
料理を作る人ができることは、
相手の今求めている嗜好に知り、作る人に負担をかけず作るかどうかです。