食べきれないほど食材が残っていると、
「冷凍すればいいじゃん。」
と思う方がいらっしゃいます。
冷凍することは、長期保存の方法のひとつですが、以下のことを忘れないでいただきたい
- 冷凍=永久保存ではない
- 冷凍に不向きの食材も多い
- 解凍時に水分や食品本来の旨味も流出しやすい
アイスクリームのように、-18℃の温度帯で保存を続ければ、品質劣化が少ないものもあります。
すべての食材がアイスクリームのようになるのか、というとそうではないですよね?
野菜室に入っているミニトマトと冷凍庫に入っているミニトマト、
サラダにするなら野菜室のミニトマトを選びますよね。
レタスを冷凍したら、再び生野菜として食べることができるでしょうか?
答えは、NOですね。
冷凍で細胞膜が破壊されるため、解凍すれば、サラダの野菜として食べられなくなります。
「生野菜のサラダじゃなく、加熱料理にしなければいけない。」
というように、調理法が限られる場合もあります。
安易に冷凍することを考えても、意外と使わないことって多いんですよ。
限定された調理法で、さらに頭をひねって献立を考えるのって、忙しく感じた時とか面倒に感じることもあります。
もし、冷凍することにこだわる場合は、
- 冷凍しやすい食材を選ぶ
- 早めに食べきる
- 市販の冷凍食品を使う
ほうが、失敗が少ないです。
市販の冷凍食品は、-30℃の急速冷凍で家庭用冷凍庫と冷凍技術が異なります。
水分や油の多い食品は、冷凍しすぎると、水分の流出や冷凍焼けによる劣化が激しくなります。
すぐに使い切ること前提で、早めに食べ切りましょう。